石川県金沢市の産婦人科クリニックで、助産師をしている平井ひとみです。

骨盤や身体のことを考えながら分娩でスムーズに赤ちゃんが進むような働きをしています。


今回は

懸垂腹の妊婦さんの分娩についてです


懸垂腹とは、赤ちゃんがお母さんのお腹の前に垂れ下がった状態を指すのですが、

 

このような方のお産に、

四つん這いの姿勢になろう！は残念ながら

❌です


これは

陣痛がくるどころか、来ていた陣痛もなくなることがあります。


ましてや、

寝るときは仰向けで寝ています！という妊婦さんに、

分娩の時に、

静脈がつぶれるからっていって仰向けはダメですよーっというのも❌です


これも知識不足です！


一番楽な姿勢を提供してあげて欲しいですし、仰向けでも赤ちゃんの心拍は問題ないですよね。

もちろん、反り腰で仰向けが辛いという方には、絶対してはいけないですよ！


そのケースケースでその患者さんを見てあげて欲しいです。


一般的な教科書通りではないですから！


その方のオリジナルのお産を提供してあげましょうね